友達を助けるために借金をして、その後、返済
結構前のお話ですが、私は10代のころ片思いの人がいて、その彼が事故にあい、どうしても助けてあげたくて金銭面で助けることにしました。
彼の不注意からの事故だったのですが、車を先輩に借りて運転してたため、もちろん保険を使用することが出来ない状態で、修理費に５０万円ほど必要だと聞きました。
なんとかしてあげたかったのですが、まだ私も就職したばかりで、お金も貯まっていなかったですし、もちろん銀行から借りることすらできませんでした。
私がとった行動は、友人らに借金をしました。
５人の友人らにそれぞれ５～８万円を借り、残りは私の貯金から出した状態です。
友人らは理由も聞くことなく了承してくれたので、本当に助かりましたが、その借金返済も大変でした。
私も本当に信頼してる長い付き合いの友人だったので、できれば早くに借金を返済したかった気持ちが強くて、同時に申し訳ない気持ちで焦っていました。
月々１万円ずつ返済する約束をして、仕事で稼いだお金がその半年間くらいは、借金返済にあてることになったので、自分自身の生活は非常に厳しかったです。
のちのち分かった話ですが、彼の事故で必要だった本当の金額は２０万円だったこと、そして、残りのお金は自分の遊び金となっていたのです。
そのことを知り、とても悲しく辛かったのですが、それ以上に友人らが私を信頼してくれたことが頭をよぎり、友人らを裏切ったような気持ちになって罪悪感を感じました。
未だに負い目を感じる
返済してから１０年も経ちますが、いまだに心のどこかで負い目を感じています。
もちろん彼とはそれっきり縁を切りましたが、もう二度とこんな借金はしたくないと思いました。
それ以降はどんなことがあっても、借金だけはしないようにしています。